日吉台きむら内科は、経鼻内視鏡で安全で苦しくない胃カメラ検査を行っています。

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過敏性腸症候群

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 過敏性腸症候群は慢性的(おおむね3ヵ月以上)な腹痛に、便秘や下痢などの便通異常をともなう病気です。日本人の10人に1人がかかり、腹痛で外来を受診する患者さんのうち、最も多い病気であるといわれています。10~40歳台の女性に多い傾向があります。外出先で便意をともなう腹痛が急におそってくるため、バスや地下鉄に乗れない方もいらっしゃいます。各種イベントが予定されていると症状がでやすく、排便するといったん腹痛がおさまるというのも特徴的です。

 小腸や大腸には食物を肛門に向けて運ぶ役目があります。この働きは脳と腸をつなぐ神経系でコントロールされており、脳腸相関といわれます。この脳腸相関が過剰に働くことが、過敏性腸症候群の発症に関わっていると考えられています。

 過敏性腸症候群を診断するには、患者さんの訴えをよく聞くことがとても大事です。それだけで診断できることも少なくありません。大腸がん、また潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患を否定するために、大腸内視鏡検査を行うこともありますが、若年者ではそこまで必要ないことの方が多いです。

 過敏性腸症候群の治療は、「からだ」と「こころ」の両面を整えていくことです。まず病気の原因をよく知り、ストレスを軽減させ生活習慣の改善をはかります。それと同時に、脳腸相関の過剰反応を抑える新しい発想のお薬や、不安、緊張が目立つ場合には抗不安薬、抗うつ薬を使います。さらに心理療法としてカウンセリングなども取り入れます。

 「日吉台きむら内科」では患者さんの生活習慣にも配慮しつつ、薬物療法を中心に過敏性腸症候群の診療に取り組んでいます。必要に応じて心療内科やカウンセラーへのご紹介も行っています。慢性的な腹痛にお悩みの方はどうぞご相談ください。

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