新型コロナウイルス感染症と他の疾患の診療両立に向けて
新型コロナウイルス感染症と他の疾患の診療を両立させるため、安心感を持って受診していただけるよう工夫しています
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行以来、受診抑制が報じられています。さらに、命にかかわる病気の治療や乳幼児の予防接種など、必要不可欠な医療に悪影響がでていることに胸を痛めています。
当院でも4月、5月は胃内視鏡検査や健康診断の規模を縮小せざるを得ませんでしたが、幸い多くの患者さんには落ち着いて行動していただいています。生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)の方も、かわらず定期受診を継続し、体調維持に努めていらっしゃいます。
『安全』+α=『安心』だとすれば、私どもの目指すところは、COVID-19の危険性と隣り合わせでいても、できるだけ安心感をお持ちいただき、必要な医療を途切れなく提供していくことです。そのために、換気、遮蔽、拭き取り、動線の分離、職員間のソーシャルディスタンスの確保などを、徹底して続けていかなければなりません。
地域の高齢者の集まりが数ヶ月ぶりに再開された、という嬉しいニュースが聞こえてきました。参加人数の制限や時間の短縮など、感染予防に配慮してのことなので、賑やかにお喋りをするわけにはいかないようですが、お年寄りのメンタルヘルスのためには大きな一歩でしょう。
今後、インフルエンザの流行が加わってきた時にどう対応していくか、今からいろいろと考えを巡らせています。安心して受診していただけるよう、さらに工夫を重ねてまいります。

