過敏性腸症候群は慢性的(おおむね3ヵ月以上)な腹痛に、便秘や下痢などの便通異常をともなう病気です。腹痛で外来を受診する患者さんのうち、最も多い病気であるといわれています。外出先で便意をともなう腹痛が急におそってくるため、バスや地下鉄に乗れない方もいらっしゃいます。各種イベントが予定されていると症状がでやすく、排便するといったん腹痛がおさまるというのも特徴的です。
過敏性腸症候群を診断するには、患者さんの訴えをよく聞くことがとても大事です。それだけで診断できることも少なくありません。
治療は「からだ」と「こころ」の両面を整えていくことです。「日吉台きむら内科」では患者さんの生活習慣にも配慮しつつ、薬物療法を中心に過敏性腸症候群の診療に取り組んでいます。必要に応じて心療内科やカウンセラーへもご紹介しています。