高血圧症は生活習慣病の中心にある病気で、これを放置すると動脈硬化をきたし、脳梗塞や心筋梗塞などの大きな病気につながるおそれがあります。高血圧症は一般に無症状なので、健診などが発見のきっかけになります。そして朝起きたときに測る起床時血圧をみて診断します。
高血圧症と診断されたら、まず減塩と体重の減量に取り組んでいただきます。必要に応じて降圧剤をお出ししますが、減塩と減量など生活習慣の改善は続けていただきます。それにより予想以上に血圧が低下したときには、降圧剤をお休みすることもできます。