逆流性食道炎とは胃液が食道に逆流することにより炎症(ただれ)が生じ、胸やけ、呑酸(酸っぱい水が上がってくる感じ)、吐き気、げっぷなどの症状をきたす病気です。
逆流性食道炎の直接の原因は、食道と胃のつなぎ目にある下部食道括約筋が緩むことです。さらにその原因としては、加齢による筋力低下、肥満や姿勢の悪さによる腹圧の上昇のほか、食べすぎ、飲みすぎ、喫煙などの生活習慣の乱れがあげられます。
逆流性食道炎と似たような症状でも、狭心症や心筋梗塞などの心臓病や、食道がんのこともありえます。胃内視鏡検査(胃カメラ)できちんと診断することが大切です。
治療としては生活習慣の見直し(減量、食生活の改善、禁煙など)とともに胃酸を中和するお薬を飲んでいただきます。
■逆流性食道炎
